こんにちは。ぎなん皮ふ科クリニック 院長 伊藤秀明です。
皮膚外科治療の3回目の今回は『できもの』についてです。
『できもの』の治療をする上で最も重要なのは何をおいても『診断』です。
皮膚科で診断と言われてもパッと見て診断するんでしょ?
違います!一昔前まではそうだったのかもしれませんが今は最先端の道具を駆使して確実な診断を行います。
例えばこれ
シミやほくろのような表面に色のついた病変を診断するダーマスコープという器具です。
これなしでシミ・ほくろ・癌の診断をするのは絶対に不可能です!
また、皮下腫瘍を診断するのに有用な機器はこちらの『エコー』です。
エコーと聞かれると内臓とかをみたりするものと思われるかもしれませんが、
体表面の皮下を痛みなどの侵襲なく観察し、診断するのには大変有用です。
また、手術においては周囲の血管との関係性を観察してから行えるため不用意な出血を予防することも可能です。
『できもの』の診断で皮膚科医にとってこれらの診断機器はもはや必須ともいえ、
その医師が皮膚科医と名乗るだけの最低限の知識と経験を積んでいますという証となる『皮膚科専門医試験』にも
最近ではダーマスコープやエコーにまつわる問題が出てくるくらいです。
当院ではこれまでの年間平均100例以上の手術経験を生かして手術も行います。
(皮膚科クリニックのためメスを使った美容手術は行いません。希望時には信頼できる形成外科のDrを紹介します。)
こちらは切開や止血を行う手術機器です。最新の機器を導入して安心安全に手術を行って参ります。
大きな癌など、当院でできないような大きな手術は連携先の病院へ責任を持って紹介させていただきます。
また、手術してとったものは病理組織検査に提出し、病理医の先生に診断していただきます。
さらに私も今までの研修で培った病理の知識でダブルチェックを行い、癌の見落としを防ぎます。
『ぎなん皮ふ科クリニック』は『できもの』の確実な診断、そして治療・アフターフォローまでを一貫して行って参ります。